映画「トロッコ」をDVDで観る

映画「トロッコ」をDVDで観た。
映画「トロッコ」DVDジャケット
これから観る人にネタばれになるといけないので、物語のあらすじについては書かないでおこう。
だが、これは本当に本当に素晴らしい映画だった。一人でも多くの人に観ていただきたい名作である。
舞台となっている「台湾東部・花蓮の近くにある小さな村」はいわゆる「山間の村」といった佇まいで、家の内観・外観や寺院などにこそ台湾らしい色合いが強く感じられるが、村を囲む自然環境はまさに日本人の心の中にある原風景そのものだ。そしてそこに暮らし生きてきた人々のなんと美しいこと!
日本統治時代に作られたトロッコの軌道の歴史的背景、かつて日本人として生きようとしたこともあった台湾の人々が抱える心の奥を見せつけられ、強く心を打たれた。大東亜戦争の敗戦で、徹底的に打ちのめされた当時の状況が許さなかったとはいえ、台湾との関係においてだけは、なんとか出来なかったものなのかと強く強く思うのだ。特に中共との国交正常化などよりも先にすべき大切なことがあの時期にあったはずなのだ。ホン・リウ氏演じるおじいさんの恩給に関するくだりも含め、戦後の我が国が台湾とどれだけ真剣に向き合ってきたのかと我々に猛省をうながす。

しかし原作の芥川龍之介の「トロッコ」を読んだことのある人は、あの短編がここまで膨らんだということにも更にびっくりするだろう。川口浩史監督へのインタビューによると、原作「トロッコ」を映像化したいというかねてからの強い思いから、今でも昔のトロッコの軌道が残っているという理由で台湾へと向かい・・・そしてこの作品という形で結実したらしいが、今、この時期(時代)の台湾を舞台に選んだからこそ、こういう大きなテーマを背景に持った深い作品になったという点も見逃せない。

日本と台湾とが手を携えて、このような素晴らしい作品が生み出されていることを嬉しく思う。
あの「海角七号」とも併せて、出来るだけ多くの人に観てもらいたい素晴らしき作品である。

【映画「トロッコ」の予告編はこちらをクリック】→ YOUTUBE
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田ノ坂 斗人

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美シキ日本ノ生活ノ為ニ

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