映画「ムルデカ 17805」で日蘭について考える

DVD「ムルデカ 17805」 ジャケット

普段はなかなか時間が無くて観れない映画や、もう一度繰り返し観たい映画をGW中にDVDでまとめて観た。

その中でもまだ観ていない方にぜひとも薦めたいのは「ムルデカ 17805」である。
映画の内容についてはネットで簡単に調べられるだろうから、ここでは詳しくは書かない。

大東亜共栄圏、そしてABCD包囲網の中で開戦に踏み出さざるを得なかった当時の我が国の状況と、昭和20年8月15日以降、インドネシア独立の為に戦った日本人兵士(民間人を含む)の物語である。

実はこの映画についてはGW前半に書こうと思っていたが、オランダ新国王即位式とそれに皇太子御夫妻が出席される時期と重なってしまったため、敢えて書くのを控えていた。

日本とオランダについて思う時、インドネシアを避けては通れない。
ABCD包囲網の「D」であるオランダは、現在のインドネシアにあたるオランダ領東インドを植民地として支配していたことにより、大東亜戦争において我が国と戦った連合国の一つである。
この映画の中でも描かれているが、オランダはその緒戦においてあまりにもあっけなく日本に降伏させられた。
自分たちが蔑視していたアジアの黄色人種に、戦闘で完敗を喫したことが相当悔しかったのだろう。
そのことによる腹いせで、戦後、最も陰湿な戦犯でっち上げと冤罪による残酷な報復処刑を日本に対して行った国の一つである。

日本人の中には何故か伝統的に「一方からの視点だけで描かれたものだけを支持してはいけない」という不思議な風潮があり、たとえばこの作品についても、「日本側の視点で都合よく描かれてすぎている。当時の日本人の中にもインドネシア人に対して非道を働く者もいた」とか、「(作中でも描かれているが)必ずしも当初の大東亜共栄圏構想は理想どおりに遂行されず、政府、軍部には強圧的な統制を敷こうとする者も多かった」というような話を持ち出して、それによってあたかも中立的な態度を示すことが「公平で正しい」ことだと、まるで使命のように思い込んでいる人があまりにも多い。

しかし、結果として数百年にわたりオランダをはじめとする西欧列国に残酷・過酷な植民地支配を受け続けきたインドネシアが、元来そこに住んでいた人々によって独立することが出来た経緯については、今の日本人はちゃんと知っておくべきだ。
そして、その独立のために我が日本の軍人と民間人がインドネシア人と一緒に血を流して戦ったという事実や、日本との戦いに勝った事実の全く無いオランダが、なぜ「戦勝国」と名乗って、多くの日本人を「戦犯」として一方的に処刑したのかも、決して忘れてはいけない。

これらの事実を踏まえれば、いわゆる「イギリス連邦」についてや、ハワイやグアム、サイパンがアメリカ領であること、オーストラリアやアメリカ本土が今でも白人によって支配されていることの本質がよく分かる。

日本人としてあまりにもつらい場面も多いが、この映画を観ることは、そのためにとても良い機会になると思う。

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