日本製 UES(ウエス)デニムトートのクタリ感に酔う

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自分にとって今でも「趣味」のひとつと言える「バッグ」だが、これまでに使ってきた数多くのバッグを見ていると、年齢と共になのか、自分の中でのブームの変遷なのかはわからないが、明確に言えることが一つある。

30代くらいまでは、とにかく徹底的に作り込まれたヘビーなバッグが何よりも好きだった。

具体的なブランドで言えば、1990年代初頭までの吉田カバン「LUGGAGE LABEL」とか、2004年までの(株)ハーヴェスト「HARVEST LABEL」などの、素材も超ヘビー、縫製もこれでもか、というくらいのステッチで・・・といった日本製のバッグである。

もちろん、そのあたりの全ての面で徹底的にこだわったモノの魅力と言うのは今でも好きだし、日本的なモノづくりの特徴の一端であると思うのだが、この数年くらいは良い意味でのクタリ感のあるバッグの魅力にどっぷりはまってしまった。

その日本製クタリ感バッグの代表格の一つがUES(ウエス)のバッグである。

もともと仕事でアメカジ系のショップやブランドの人達とのつながりが緊密なこともあって、服のブランドとしてのUESはもちろん以前から知ってはいた。

 UESについての情報(公式サイト)はこちらへ
    ↓
 http://www.ues.co.jp/


最初は現場作業用の道具を持ち歩く目的で「DP-1」という、かなり前からずっと作られている同ブランドの定番リュック(バックパック)のカラー帆布バージョンを職場で愛用していたのだが、バッグでありながらも、同ブランドの製品全般に言える特徴の「自分で洗濯機に入れて丸洗い出来る」ことの手軽さと、そうやって使い続けることによって、より醸し出される「クタリ感」の魅力にすっかりやられてしまったのだ。

今回紹介するのは、これも同ブランドで何度も作られている裏地付トートバッグ(890716)のデニムバージョンである。

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まずはサイズ感。
最近、大き過ぎるトートが多い中で、このサイズは絶妙である。
縦横比率と逆台形の全体フォルムも美しい。

内部に下手な仕切りを設けないのは、トートの場合においては正解だろう。

反面、外ポケットについては、サイドポケットの付く位置と深さ、スナップ留め出来るフラップ付ポケット、そしてその反対面には、ほぼ同サイズのフラップ無しポケットを付けるあたり、実際にある程度の期間を使い続けてみると分かるが、相当に考え抜かれた素晴らしい使い心地である。

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私はバッグに限らず服でもウォッシュ加工されたものは敢えて選ばない。
だが、このデニムトートだけは実物を見てどうしても欲しくなった完成度だ。

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UESのバッグ類の特徴の一つでもある柄付裏地のセンスにも脱帽した。

1990年代以降に登場した日本国内のアメカジ系ブランドには、生産に於いても日本製・Made in JAPANにこだわるところが数多く存在する。

UESもそんなブランドの一つだ。

それらのブランドが作り出すプロダクツを見ていると、素材、縫製へのこだわりは勿論、そのレベルが「ちゃんとした手抜きのない、いかに誠実な仕事をするか」という基本的なレベルを遥かに越え、たとえば「クタリ感」という言葉で表されるような、経年変化による味わいを計算したモノづくりや、あまりしっかりさせ過ぎずに微妙な力の抜き加減をする、といった非常に高次元なモノづくりの段階にまで進んでいることが分かる。

こういうデザイナーの狙い・意図が現場の職人にしっかり理解が出来、それを具現化するだけの技術の幅、深さを持つ生産現場があるのが我が日本の凄さなのだ。
ここまで高い次元のモノ作りを追及するのならば、必然的に日本国内での製造という選択肢になっているのである。

これまで数多くのバッグを買い、使ってきた私が見ても、UESの特にバッグ製品に関しては非常にリーズナブルだ。

元々生産数が少ないのですぐに売り切れるが、良い型は廃番にせず、繰り返し生産するという姿勢も、この業界の中にあっては稀有なスタンスで、実に素晴らしいことだと思う。

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