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日本製Tシャツ考

Tシャツは「元々は肌着」である。
日本でTシャツが広まった1970年代には、下着のまま外に出ることは『恥ずかしいこと』とされた」とはウィキペディア情報からのコピー(青字部分)である。
ちなみに「下着のまま」とは言えども、それがもしパンツやブラのまま外に出るのだとすれば、今でもじゅうぶんに恥ずかしい(念のため断っておくが、私はブラを着用する趣味は持っていない。女性の場合に、という例え話だ)。それはともかく、ウィキペディアのそれに続く「そこを逆手に取った反体制的な雰囲気が若年層に受け、ブレイクした」・・・あたりの情報は果たしてどうなのか。なぜなら我が国では1970年代よりもかなり前から、夏になると爺さんやおっさんたちは、クレープ地の白いU首シャツとステテコ、それに腹巻といったいわゆる「バカボンのパパ」スタイルで外を平気で歩いていたし、子供だってランニングシャツ1枚で飛び回っていたではないか(ごくたまにはスッポンポンの子供もいた!)。ならば本来の肌着をアウターとして着用するなんてことは、この高温多湿の日本では大して恥ずかしいことでも何でもなかったし、よもや「反体制」などというつまらぬ格好付け行為とは無縁に、一般大衆の間ではずっと以前から行われていたことなのである。ウィキペディアはともかくも、私の考えでは我が国におけるTシャツの本質は肌着でもあるが、その一方では作業着であり、スポーツウェアであると思う。以前、ある有名なセレクトショップのスタッフの人たちと仕事で話をする機会があった時、ファッションの中で特にアメカジの定番と呼ばれるものの中には、元々はワークウェアやスポーツウェアなどの実用衣料として生まれ、それがファッションにも取り入れられて、いつしか定番化したものが数多くあり、Tシャツ、ジーンズ、パーカー、スウェット、ジャンパーなどはまさにその流れの物だという話を聞いた。Tシャツは肌着でもあり、かつそれだけでアウターとして通用する最低限のワークウェアでありスポーツウェアであったというのが正しいのではないだろうか。
ちなみに本当に肌着だったころのTシャツはU首かV首だった。これは上に着たシャツの襟元から下の肌着が見えてしまうのはみっともないという意識があったからで、私にとってこのあたりの意識を決定的に変えたのは、かの高倉健が主演した映画「居酒屋兆治」であった。この映画で高倉健はダンガリーのような薄青色のシャツの下に、白の丸首Tシャツを、わざと襟元から見えるように着ていたのである。あの頃、健さんのやっていることなら何でも真似したかった(恥)私は、まあ、よくやりました。あの着方。それはそうと、映画「居酒屋兆治」。今考えると、左翼セクトの加藤登紀子が健さんの妻役で出演していたんですから、これもまあ、なんというか複雑な心境なんであります。

そんなTシャツであるが、先のブログ「メッセージTシャツこそ日本製で」でも触れたように、かつては日本製と米国製で世界市場を席巻していたものの、現在では市場に出回っている8割以上がシナ(CHINA)生産品である。確かにシナ(CHINA)製のTシャツは安い。だが気分が悪い(気のせいか)。
安けりゃいいのかっ!、と問えば「いいっ!」と答える人が大半であろうし、さらには「おたくのようにウチは裕福ではありませんからっ!」などという言葉までオマケに付いてくるのがオチだ。余談ながら、我が家は裕福ではない。私の勤務先は給料が安いことと、休みが少ないことと、サービス残業が多いことと、労災を隠して健康保険にさせるケースがやたらと多いことだけは自慢できる素晴らしい会社である。その賃金があまりにも低いため、地方自治体の人事委員会が地方公務員の給与基準額算定の必要で市町村単位の平均賃金のデータを取る際に、担当者から苦情を言われたこともあるくらいだ。でも裕福でないからこそ買うものには特に慎重になり、本当に気に入ったものを買うのだ。もちろん買ったら買ったで、それしかないから常にそればかり身に着けることになるわけだが。

話がまたまた逸れてしまったが、Tシャツの話である。どうせ買うなら日本製を買いたい。ナショナリズムの発露というわけではない(勿論、それでも理由としては充分ではある)。それは日本製のTシャツの中には本当に良いものがあるからで、今回はそれを紹介するのが目的だ。しかし前述のように、日本製Tシャツを買おうと思ってもなかなか巡りあえないのが現実なのだ。
前回の「メッセージTシャツこそ日本製で」にて紹介した久米繊維工業株式会社の製品は、今では非常に有名どころの高級Tシャツメーカーだが、そのルーツは作業着・ユニフォーム関連業界である。今でこそなんとなく「ファッション業界の立ち位置にいます」みたいな顔をしているけれど、久米繊維工業のTシャツと言えば、主に売っている場所は、作業着とか白衣とかを売っている店だった。わかりやすく言うと、いわば「ワークマン」みたいな店である。吉幾三が「広がる~ぅ、未来に~ぃ、夢があふれて~るぅ~」と歌っているあの「ワークマン」だ。ワークマンそのものはベイシアグループだから私はあまり信用してないので別として、お住まいの地域にあのような店は今でもいくつかあるだろう。いわゆる土木・建設現場や鳶職用の作業服、飲食関係の業務用衣類とか、場合によっては暖簾(のれん)とか幟旗(のぼりばた)まで売っているような店だ。あの手の店を専門に流通している衣類メーカーには、名の知られているところがほとんどない。しかし、Tシャツの本質をしっかりと掴み、流行に左右されないスタンダードな型のTシャツで、かつ、日本製のものを探そうとすると、この手の店の方が見つかることが多いのだ(繰り返しいうが、「ワークマン」にそんな日本製のTシャツが売っているかどうかは、実際には確認していない。あの手の業種の店、という意味で書いているので、お間違えなく)。
そんな中で、特に私のおすすめのメーカーを紹介したい。
(株)マスダ(http://masuda-tx-ap.jp/)という愛知県名古屋市に本社がある会社で、ここで作っている日本製Tシャツは、本当に素晴らしいのだ。久米繊維工業株式会社と同様に、今では世の情勢に流されてシナ(CHINA)生産しているものが半分近くになってしまっているものの、同社のHPでは、どの製品が日本製なのかをちゃんと表示してくれている(http://masuda-tx-ap.jp/index.php?page=apparellist#polo)為、製品名をインターネットで検索すれば、楽天などに入っているショップでも取り扱ってるところが簡単に見つかる(ブランド名は「M’s Project」で展開されている)。価格も久米繊維工業よりは安い。業務用衣料だから、当然のこと無地である(業務用衣料は普通、会社名や社員名をネーム入れしたりするものなのだ)。しかし、何より縫製が素晴らしく良い。何度洗濯しても襟首や裾がダラッと伸びない。このあたりは最初からハードな使用を前提にした業務用衣料で培った品質で本当に感動する。そして、もう一つ、(株)マスダのTシャツの特徴は、最先端の繊維素材を取り入れた製品群を日本製で展開しているところなのだ。シナクロ(UNIQLO)などで展開している商品にはドライTシャツというくくりがあるが、マスダでも東レの「エアレット」や「エクスライブ」という日本製高機能繊維を使用したシリーズを製作している。確かにシナクロ製品は安い。がマスダのエアレットTシャツなどは日本製でありながら実売価格で1,000円ちょっとで買えるにも関わらず、その着心地、ドライ性能はシナクロとは雲泥の差なのである。勿論、丈夫さについても比較にならないほど良い。マスダのエアレットTシャツを着なれてしまうと、シナクロのドライTシャツって本当にドライなのか?と疑問に感じるほどだ。いずれにしても、この良さは着てみて実感していただくしかない。Web通販などでは3,000円以上の注文で送料が無料になるところもあるので、皆様もシナクロのTVCMなどに騙されず、マスダの日本製Tシャツの素晴らしさをぜひ味わってもらいたいのである。

(株)マスダの日本製Tシャツ類の型番紹介
(素材 → 型番)
【丸首半袖Tシャツ】
天竺  → T301 (綿100%にこだわる人にオススメ定番)
エアレット → AIR-010 (オススメ、いわゆるドライ)
エクスライブ → EKS-110 (◆夏にはこちらが超オススメだがちょっと高い)
モストクール → MOST-906 (素材は良いが型が独特)

【V首半袖Tシャツ】
エアレット → AIR-020
エクスライブ → EKS-330

【丸首七分袖Tシャツ】
エアレット → AIR-070

【丸首長袖Tシャツ】
エアレット → AIR-030 (◆超オススメ、いわゆるドライ)
エクスライブ → EKS-220 (オススメだがちょっと高い)

【ハイネック長袖Tシャツ】
エアレット → AIR-040 (◆超オススメ、いわゆるドライ)

半袖エアレットTシャツ。
マスダ製エアレットTシャツ
私見かもしれないが、カットソー製品の良し悪しは襟の部分の仕上げを見るとほぼわかる。
ちなみに半袖エアレットTシャツのタグはこの「M’s Project」のタグが付いているが
エアレットTシャツタグ
長袖Tタグ
長袖エアレットTシャツのタグは「清涼快暖」という、実にストレートでわかりやすいものが付いている。このあたりが作業着・ユニフォーム関連業界の味なところ。
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No title

「日本製 Tシャツ」で検索してこちらへたどり着きました。
少しずつ身の回りの物を日本製にシフトしているのですが。
日本製の服はなかなかないですよね。
マスダさんのTシャツ、検討してみます。
参考になりました!
ありがとうございました。
お母様の裁縫の技術が羨ましいです…。
プロフィール

田ノ坂 斗人

Author:田ノ坂 斗人
美シキ日本ノ生活ノ為ニ

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