そして河上先生とパチンコ関連団体について

前回に引き続き、河上先生について。
実は今回の分を書く目的で前回分を書いたというのが本当のところ。

河上先生に関する批判のうち、単純に左側からの「国粋主義者」だの「検察権力の権化」といった言葉はただの「悪口」程度のもので、批判にもなっていないから採り上げる必要もない。
おそらく心ある人から無視できないと思われ、批判されても仕方がないのは先生が「遊技産業健全化推進機構」なるパチンコ関連団体の役員(代表理事)を務めていることだろう。
ちなみにこの団体には保守の人からも人気がある「さかもと未明」さんなども理事に名を連ねている。ここら辺の情報はネットでも簡単に検索出来るから、ネタになりやすい。実は私もそれを知った頃はかなり幻滅したこともあった。今でも、何でこれほどの人がこういう肩書きを断らないのかと思い続けている。ある意味、河上先生の最大の汚点でもあろう。
しかし人の評価というものは、もっと多面的かつ大局的な見地を基に判断すべきと思うのだ。浅い思考パターンが身についてしまうと、負の一面ばかりを見すぎ、気にしすぎて、もっと大きな事を見失うことになりはしないか。
例えば小林よしのり氏に関するここ数年の世論の動きである。皇位継承問題に端を発して女系天皇容認派の小林よしのり氏に批判が集中している。ついでに「CRぱちんこおぼっちゃまくん」の件で更に批判を浴びた氏と、批判を浴びせる側との関係を見るにつけ、どっちがどうということでなく、保守勢力全体の為にならないことだと思っているのは私だけではないだろう。
私は皇位継承に於いては男系維持派だし、パチンコは一刻も早く禁止・全廃すべき、と強く主張しているが、だからと言って小林よしのり氏の「台湾論」や「戦争論」はこの上なく高く評価すべき偉業であると今でも思っているし、事実、今でもそれらや「靖国論」「国民の遺書」なども併せて読み返すことがある。その度に、「よくぞこれらを世に出してくれた」と心から感謝しているのだ。だからと言って女系容認派の論には納得も賛成もできないし、「CRぱちんこおぼっちゃまくん」だってどういう事情だかは知らないが、やらずに済めばやるべきでなかったと思う。でもそればかりを取り上げて、小林よしのり氏のことを全否定したりはしない。
ちなみに私はタバコを吸わないし、吸わない以上に輪を掛けた嫌煙家でもある。禁煙車でタバコを吸うヤクザのおっさんに注意しに行ったこともあるくらいの嫌煙ぶりである。だが、氏の「パチンコやタバコを悪とする純粋主義は許しがたい」旨の発言にも「一理はあるな」とも思っているのだ。
ついでに不肖・宮嶋の女癖をもって彼の仕事の素晴らしさを否定する者はいるまい。

そして、河上先生のパチンコ関連団体との件である。実は私はある仮説を持っている。河上先生ほど無愛想で(バンキシャの冒頭挨拶での不機嫌さは本当に素晴らしい!)、番組の進行を無視してもポピュリズムをあれほど強く批判し続ける姿勢は、少なくともテレビではそう見られるものではない。つまり、普通ならすぐに番組を降ろされるのが当然なほどの姿勢で批判・正論を河上先生が公共の電波で流せるのは、こういうパチンコ関連団体の役員に名を貸しているからということもあるのではないか。
間違えないでいただきたいが、この部分は河上先生に対する批判としてではなく、高度に戦略的な意味合いが裏にあるのではないかと思っている、という意味だ。意義の大きい正論・言説でも誰の目にも耳にもとまらないのでは何の意味も持たない。圧倒的に左巻きの胡散臭い連中ばかりが主流になってしまったテレビ業界の、非常に視聴率のある時間帯(バンキシャが常に視聴率の上位を占めているニュース番組である事をご存知か)で河上先生のような論説をぶちまける人が出演する事の意義の大きさを考えるとき、また、河上先生ほどの世の暗黒面にまで対峙してきた経歴の人である事を思えば、先生に対して、あまりにも一般人的感覚のみで人を論じる事の危うさを思うのである。
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