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カゴメと日本デルモンテの愚かな行動

kagome_delmonte02.gif
この震災に際して、菅直人や民主党の判断と発表の仕方のまずさは勿論の事だが、日本の企業の中にも全くもって愚かな行動を選択したところが出た。既にニュースでも一昨日あたりから報じられているカゴメと日本デルモンテがJA全農福島に対して「福島県産加工用トマトの今年の契約栽培を見合わせる」旨の発表をした件である。
20110411 MSN産経ニュース・クリップ
ニュースソースだけではなく、ここは両者から発表された情報も各社HPに掲載されているので読んでみた。
驚くことに両者ともまるで示し合わせたように同じ理由を掲げて言い訳をしている。

「お客様に対して、商品の安心・安全を確保することを、何よりも最優先に考えております。しかしながら、現時点において、2011年度の福島県産加工用トマトを原料にした当社製品は、安全性の確実な担保が難しいと判断いたしました」【カゴメ】

「お客様に対して、商品の安全を確保することを、何よりも最優先に考えております。しかしながら、現時点において、2011年度の福島県産加工用トマトの安全性の確保が難しいと判断いたしました」【日本デルモンテ】

多少の字句は異なるが、ここまで似た文章が同時期に出された経緯からして、両社が事前に何らかの意見調整を水面下で行った事が疑われても仕方あるまい。
だが、問題はそこではない。
「安全性の確保が難しい」ということは、その言葉が示している通り、あくまでも予想の範疇なのだ。両社とも加工用のトマトは露地栽培であり、これから作付けをすることから、現在・今後の原発事故の状況が不透明な中で作付けを行って、いざ収穫時に放射能汚染検査で基準値をパス出来なかった場合の事を考慮して・・・と説明しているように思える。その点について具体的に発表しているのはカゴメだが、その表現が「仮に、今年度の作付けを実施し、収穫時に万一安全性の確保が出来ない場合には、結果として契約農家の皆様に多大なご負担をかけることになります」のだそうだ。
こういう文章を平気で発表する神経が狡猾であり愚劣なのだ。おそらく一般人は今回のニュースを聞いて、この2社が保身に走ってこのような行動をした事を誰でも察している。自らの企業の保身を第一に考え、「私どもの製品からは『疑わしい原料』を一切排除しているから安心ですよ」と吹聴したい根性が見え見えなのに、それを「契約農家の皆様に多大なご負担をかけることになります」などという偽善で糊塗しているのだから一層たちが悪い。さらにカゴメは「契約農家に対しては、2012年度以降も契約を継続いただけるよう、買い取り予定額の3分の1相当額を経済支援させていただきます」という項目を付け足して偽善者ぶりを更にアピールしているが、以上のような文言を読めば、普通こういう考えが頭に浮かばないだろうか。
「契約農家に今までずっとトマトの露地栽培を委託してきた関係があるのなら、疑いや予想の範疇で判断せずに、とりあえず例年通りに作ってもらって、結果、収穫時に検査して基準をクリア出来なくても全量買い上げてあげると言うようなくらいの度量をなぜ見せられないのか」
ニュースソースによれば原料トマトの中で福島産の占める割合は約15%(カゴメ)~20%強(日本デルモンテ)だという。上記のように、たとえ例年通りに作付けして全量ダメだったとしても原材料費としての15~20%の損害であり、そもそも全量ダメとは限らないのだ。なのに、現時点でこのような発表をするということは「契約農家の皆様」の為でも「お客様」の為でもなく、企業自身が風評被害の影響を蒙ることへの予防策が目的であること以外考えられない。

更に最近の風評被害の件で常に問題になるように、なぜ「福島県産」というくくりでこのような情報を発信したのか、という大問題がある。疑い・予想のレベルでこういった情報を大企業が発信すると言うことは、更なる風評被害の後押しをするようなものだ。

私はこの一件で、両社が謝罪および何らかの納得のいく訂正をしない限り、両社の製品を今後一切不買することに決めた。
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風評被害×実害○

マスコミの「風評」というまやかしに
まんまと引っかかっていて失笑ものです
現実にはいまで
も放射能は降り注ぎ続けています
福島からは
セシウムやプルトニウムが検出されています
露地栽培をそんな危険な場所で行うのが
正義でしょうか?
加工されればさらに濃縮されます
国の暫定基準値はバカ高で
国際基準には程遠いです
カゴメは5000万もする
放射能を測定する機器を買い検査し
さらに農家を切り捨てずに
試験栽培をし
再開を模索しています
どうして不買なのか理解できません

書き漏れ

農家は作ったものを買い上げてくれないと
破綻してしまいます

全量買い上げるぐらいの度量?
それをするのは汚染原因を作った
東電がすべきものだと思いますが?
1民間企業が全部かぶるのが正義ですか?

通り過ぎるだけでは残念

私は「全量買い上げてあげると言うようなくらいの度量をなぜ見せられないのか」と書いてはいますが、それが「正義」だという言葉は一度も使ってもおりませんし、それが「正義」だとも思いません。そして「正義」とはそんな軽い言葉でもありません(余談ですが、孫「正義」の事なら、ブログ以外でも日頃から頻繁に「軽く」ネタにしてはいます。大好物ですから)。
しかし、もしもあの時点でカゴメがそういう姿勢を表明したのならば「度量の大きな企業だ」と思いますし、私だけではなく他からも多くの拍手を浴びたことでしょう。私もなお一層、カゴメを応援する文章を書きまくったことでしょう。しかし、そういう気持ちにはなりませんでした。カゴメも一応、日本企業ですから、そういう気持ちにならなかったことは至極残念ではあります。

私は今回の原発事故以前から他所でも東京電力批判をやたらと繰り返し行なっておりますし、今回の原発事故による被害の補償は当然、東京電力が主として行うべきだと思っています。しかし、今回事故を起こしてしまった原発は1970年代初め頃には、既にあの場所にありました。カゴメが原料トマトの契約栽培先を選定する際に、あの原発が無かったわけではないと思います。今回のような大規模な事故はともかくも、小規模な「放射能漏れ」に至っては、他の原発でも過去に何度かあったことを考え合わせれば、当然、原発で何らかの事故・放射能漏れが起きた時のリスク想定は企業としてあって然るべきです。
よって、東京電力や行政の原発所管担当の面々が「想定外だった」と言うのと同様に「原発は絶対安全だと言われていたので疑わなかった」という旨の方便には疑問を感じます。
被災された方々の想いは、重く厳粛に受け止めるべきですし、この度の原子力災害による実害を蒙った方々への補償も一刻も早く行われるべきです。
しかし「すべてを東電の責任にしたい」「すべてを誰かの責任にしたい」気持ちを多くの人が持っているかもしれませんが、そうすれば良いというものでもないというのが私の考えです。
これは東電擁護というレベルの話ではなく、正直か、そうでないかの話です。
そして「度量」が小さい、あるいは「覚悟」「男気」の足りない企業や団体、個人を批判したくなるのは私の性癖です。
「かなりマニアック」と言われたこともありますが、どこがマニアックなのかは実は私にもわかりません。

お話の文面からすると、マスコミ情報には頼らず、「現実にはいまでも放射能は降り注ぎ続けてい」ることをご自身でしっかりと現場に確認に行かれているようで、大変ご苦労様ではありますが、ちなみに日本国内では「福島」以外でもセシウムもプルトニウムも検出されています。日本国外でも検出されています。これは今回の原発事故だけではなく、米国が投下した核兵器をはじめとして、我が国の近くではシナ(CHINA)が行った相当数の核実験でも、我が国を含め相当な広範囲に放射性物質が拡散し、現在でも検出しようと思えば出来るでしょう(それがカゴメの「5000万もする放射能を測定する機器」で検出可能なレベルなのかどうかは知りません。ちなみに私はマスコミからの情報も、それ以外の情報も利用出来るものはなんでも利用します。出不精なので)。
私は放射能による実害が出ないことは勿論、放射能を心配する「心理的ストレス」で癌をはじめとする疾病になる患者が出ないことを祈っています。
心理的ストレスが原因で癌になった人はきっと「誰のせいで癌になったのか」と謝罪と賠償を求めたくなるのかもしれません。でも、その人を心配させる言動を流布した者たちは、その時になったら皆そっぽを向くのでしょう。

さて、いよいよ本題に入りますが、私がこのブログ記事で訴えようとした本質は、あのタイミング(2011年4月12日)でカゴメと日本デルモンテがJA全農福島に対して「福島県産加工用トマトの今年の契約栽培を見合わせる」旨の発表をしたことの是非、そしてそれを自社ホームページをはじめとした一般消費者向けの情報として発表したその内容について、であって、なぜ「福島県産」というくくりでこのような情報を一般に向けて発信したのか、という点です。あの時点では「疑い・予想のレベル」であったはずの、こういった情報を大企業が一般消費者の目に触れるように敢えて発信すると言うことは、「福島県産」=「危険」という単純なイメージのみを植えつけ、それが「風評被害の後押しをするようなもの」であると判断した上で、さらにカゴメが外向けに行った「自社製品は安全」「契約栽培農家にも経済支援させていただきます」という企業アピール、そして自己保身ばかりが伺える点を非難し、前述のような性癖を持つ私自身が「不買する」と宣言したものであります。
そこからどう判断するのかは、当然ながら読んでくださる方の裁量の範囲でしょう。
ちなみに私はカゴメ製品の不買を呼びかけてはいませんし、もしも私の意見に左右されやすい人がいたとすれば、私はその人と握手をしたくなるかもしれません。
きっと、そうなれば私の毎日ももっと楽しくなるのでしょうが、普段から私の意見に逆らいたがる人、無視する人しか周囲にいないためなのか、それほど楽しくはありません。

あの時点でのカゴメと日本デルモンテの「模範解答(?)」としては「これからも安全な原材料の確保に努める」「これまで当社に原材料を提供してくださった農家の方々の支援に努める」とだけ外向けにアピールすれば良かった訳です。「玉虫色」と言われようが何だろうが、私が言う所の「度量」がその企業にないのならば、これ以外の正解はないでしょう。あるいは、何も言わないことです。何も言わないでいると、企業としては不信を抱かれる可能性もありますが、それは私の知った事ではありません。

ちなみにカゴメが購入した放射能測定器の価格については全く興味がありません(なぜなのか「5000万もする」ということを強く訴えたいというお気持ちがひしひしと伺えますが、円なのかウォンなのか人民元なのかドルなのか・・・そもそも価格なのかもよくわからないですし、「5000万」がその手の測定器として高いのか安いのか自体に私は関心がありません)。が、「農家を切り捨てずに 試験栽培をし 再開を模索してい」るとの情報は知りませんでした。
「農家を切り捨てない」のは人間としてのモラル、企業のマナーとして当然のことだと思うので、あえて特筆すべき点でもありませんが、「模索」するのは大変結構なことだと思います。
模索しないでいるよりも、する方が良いでしょう。
あとは具体的な今後とその結果に大いに期待したいと思います。

マスコミの報道を鵜呑みにした安易な批判は

どうかな?と思って書き込みした次第
真実はいつも
時がたってからわかるものですから
ちなみに
カゴメやデルモンテの契約農家は
比較的汚染が深刻な地域(おそらく南相馬市)
に集中しているそうですよ
それなら作付けを休止するのも納得だと思いませんか?

あのー、ずっとズレてるんですけど・・・

既に前回書いているので、少し読解力を磨いていただければ繰り返さなくとも普通はわかることですが、該当掲載文は昨年4月12日の段階で該当企業自身が自ら外向けに発信した内容についてが本題です。
「マスコミの報道」とはこの場合、MSN産経の記事と思われます。
しかし私が主として対象としているのはそこではないのですが・・・。

私はこの文章中で該当企業と栽培契約を結んでいた農家の方々ご自身が作付を行うのかどうかについては論じておりませんし、そのことを論じる気持ちもありません。
該当企業が具体的なデータが判明した時点で結果的にその契約農家の農地での作付が可能か、不可能かと判断するのは当たり前のことです。
該当企業と農家の関係が具体的にどうなのかは知りませんが、一般的に契約栽培のような形を取っている場合、生産者側はその企業との契約を見込んだ形での生活設計(人生設計)をしてしまいがちです。
昨今のグローバル化した「契約」上の見方からすれば生産者側も「いつ企業側から契約を切られるのかはわからない」という気持ちを常に持っているべきという意見もあるのかもしれませんが、こと相手が日本企業の場合「こちらが誠意をもってやっている以上は、そこまで冷酷な扱いはしないだろう」と生産者側が思ってしまうのは、日本企業と生産者の間でこれまで築いてきた素晴らしい誇るべき人間味のある関係性があってのことです。
特に今回は、未曽有の事故、災害に被災された農家の方々を前にしているわけで、そこに、企業側の度量が試されているのです。

どうも書かれている内容を拝見すると、この件について「マスコミの報道」の真偽にひどく固執されている様子が伺えますが、前述のとおり、私はこの件ではMSN産経の記事を引いてきっかけとして利用してはおりますが、主には昨年4月12日の段階で企業自らが自社サイトにて外向けに発信した内容について論じています(これも普通に読めばわかる範囲です)。
ちなみにお書きになられている表現・・・「(おそらく南相馬市)に集中しているそうですよ」との文面も、「おそらく~○○ということのようですよ」といかにも「推測の又聞き」みたいですがそのあたりのあやふやな情報というのは如何なものでしょう。

あやふやな情報を元にして、ズレた質問をされても、やりとり自体が不毛になります。
あまり外れないでいただけるとありがたいです。

No title

不買するのは個人の自由ですが
結局泣くのは契約農家の方じゃないでしょうか?
「その後」を追わずに放置してるあなたも「風評」に加担してるといえますね

「2012年度福島県産加工用トマトの取り組みについて」
http://www.kagome.co.jp/company/news/info/001358.html

「土にこだわり、農家とともに歩むことで、安心・安全なおいしさを届け続ける」
http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=%E3%82%AB%E3%82%B4%E3%83%A1%E3%80%80%E9%A2%A8%E8%A9%95%E3%80%80%E4%B8%8D%E8%B2%B7%E3%80%80%E6%9C%9D%E6%97%A5&source=web&cd=2&ved=0CFMQFjAB&url=http%3A%2F%2Fadv.asahi.com%2Fmodules%2Fcampaign%2Findex.php%2Fcontent0095.html&ei=8SjpT6iJOonGmAXgzb2NDg&usg=AFQjCNEs5IalnDlnT-QB98xiqFNENUNJWg

No title

あからさまな企業宣伝工作員の
リンク張りについては
削除いたします(苦笑)
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